わさびの効能に着目、コスメに

繊研新聞 06_14_2018
わさび_繊研新聞
わさびの効能に着目、コスメに 日本の粋を世界に広げる

わさび」を原料にしたコスメを開発・販売するロジャー・フランシス・クラーク(RFC)
オンラインショップを中心にエステサロンやリゾートホテルなどリラクゼーション施
設を対象に「リフレッシュマーケット」として新市場開拓に挑む。ファッションモデルやビ ジュアルディレクションの経験を通して、日本の象徴的スパイス「WASABIを身にまと う」視点で世界に広げる。
わさびは学名を「ワサビアジャポニカ」と言い、世界に誇る日本の象徴的なスパイスです。 海外からは日本の伝統や知恵、習慣、技術など「日本の粋」が集まったものがわさびと認識 されています。日本の象徴的なハーブであるわさびをスパイスとしてではなく、古来から日 本に伝わる薬草として、わさびの効能に着目し独自のイマジネーションで日本製の「手につ けるわさび」としてリブランディングしました。
これまでも日本の企業とは、時計やバッグ、アクセサリーなどのクリエイティブディレク ターとして、ブランドコンセプトからデザインなどディレクションしてきました。日本の香 木を使って自然の香りを匂わすブレスレット「グッドスメリングボールズ」のアイテムディ レクションに関わる過程で、「人々は良いにおいを求めているのではなく、嫌なにおいを望 んでいない」という事実に気づきました。それがわさびをハンド・ケア・コスメの原材料と して使ったきっかけでした。
原材料を金印、製造を皮膚臨床薬理研究所、マーケティングとブランディングをダイアログ・マーチャンダイズの3社とチームを組みました。わさびの魅力を世界に向けて発信しよ うと、164月に「ワサビ・バイ・RFC」として「香港ギフト&プレミアムフェア」に 出展、いきなり世界にブランドデビューしました。フェアの公式ムービーに取り上げられる など注目を集め、世界のバイヤーから予想以上の反響があり、わさびに対する自信は確信へ と変わりました。
わさびを使ったハンドクリームとハンドジェルの2アイテムが主な商品で、オンラインを中 心に販売しています。顧客にはリゾートホテルなどリラクゼーション関連施設のリピーター が増えています。訪日外国人客が毎年増えていることもあり、帰国する時に「スーツケース にお土産の一つとして入れて帰るコスメ」として市場開拓に挑戦しています。
顧客を持つホテルやエステサロンなど「個」の客を対象とするリフレッシュマーケットが 狙い目だと考えています。消費者のライフスタイルや価値観が変化しているなか、わさびを インサイドからではなくアウトサイドから捉え、新しいマーケットを切り開きたい。日本人 にとって、わさびはあまりにも身近なために見えにくいのですが、外国人の目からは奥の深 い素晴らしい宝物として映っています。現在、面白いアイテムの提案を検討中で、エッジの 効いた事業として国内はもとより海外にも広げていきたい。